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18章:約束
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君の願いを両親に話粉々にしてもらった。
小さな瓶に入れてあの海に向かった。
電車に何故か君と乗ってる感じがした。
粉々になった君を手に握りしめる度に涙が止まらない。
君の温もりが消えなかった。
駅に着いて、君と食べたラーメン屋さんに入った。
錯覚見たよ。
君が笑いながら
「なっちゃん、美味しいなラーメン」
って笑ってる。
ラーメン食べ終わり私は浜辺に向かった。
浜辺に着くと涙が止まらなかった
「優斗とバイバイ出来ないよ、優斗を送れないよ、優斗を」
「なっちゃん、又来れたねここに泣かないで、俺はなっちゃんの側にいるから、だから泣かないで」
幻なんかじゃない、君がはっきり見えたんだ。
私は瓶から粉を手のひらに出し、波打ち際に流した。
「なっちゃん、有り難う。
来年会おうね、さよなら」
はっきり君の声が聞こえたよ。
私も海に向かって
「優斗、大好き、来年ね」
浜辺を後にして君の実家に向かった。
「なっちゃん、これは貴方が持ってなさい」
お母さんがくれたのは君が死ぬまで外さなかった腕時計。
腕時計を握りしめながら泣いた。
日記ももらった。
帰りの電車で泣きながら帰った。
君は最後迄本当に私の事を思ってくれたんだね。
君はもう傷みもなく元気ですか?
君の残してくれた宝物は来年小学生になります。
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