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15章:決意 (3/3)

車椅子で浜辺に降りた。


「後一年だけ生きさせてくれ」


君は泣きながら叫んだ。


私は泣き叫ぶ君を抱きしめるしか出来なかった。


「なっちゃんといたいよ。
なっちゃんいない世界怖いよ。
なっちゃんが好きだよ。
なっちゃんとずっとずっといたいなっちゃんキスして」


私は泣いてる君にキスした。


「冷えて来たからそろそろ戻るよ優斗」


「うん、分かった」


神様は残酷だと本当に思った。


帰りの車の中は君が作ったバラードのオリジナルCDが流れてた。

君は泣きながら寝てたね。


寝てるのに君の目からは涙が流れてた。


君がどれだけ悔しかったか分かるよ。


病院に着いて君を起こす。


「やっぱり夢か」


「どんな夢見たの」


「なっちゃんとの結婚式」


車椅子を押す君の背中は本当淋しさで溢れてた。
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忘れないよ ©著者:mama

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