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12章:余命宣告受けてからの日記
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私はドア越しに座り込み、声を殺して泣きました。
看護師さんに声をかけられ、ベンチみたいな椅子に座らせられました。
看護師さんは私が君に会いに来た事を分かってました。
看護師さんは言いました。
「彼にはなっちゃんが必要だと思うわよ。
末期でも、数年生きてる患者さんいるしね。
命尽きるまで私なら、何と言われようと一緒にいるかな」
私は看護師さんの言葉で、覚悟決めました。
看護師さんの後ろに隠れながら病室へ入って行きました。
「いい加減彼女に話したらいいんじゃないの、末期で直ぐダメになるわけじゃないんだから」
「こんな弱々しい俺は見せたくないですよ」
私は看護師さんの後ろから彼に向かって抱きついた。
「弱々しい君でも君は君だよ(涙)私にも分けてよ君の苦しみ(涙)」
君は涙を流してたよね(涙)
只ひたすら泣いてるだけだったね
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