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5章:涙
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付き合って四年目の夏に君は泣いた事があったね。
幼なじみの死。
その日君からの連絡は一切なかった。
私は何回もメール、電話で君を探した。
真夜中の2時過ぎだった。
いきなりインターホンが鳴った。
小さい窓から見ても誰もいなかった。
私はチェーンしたまま、ドアをあけた
君がドアにもたれて座ってた。
私は君を部屋に入れた。
部屋に入った瞬間、君は私に抱きつき大泣きした。
私は理由聞かずにずっと君の背中を撫でた。
落ち着いた君は、幼なじみの死をゆっくり語り始めた。
話ながら泣いてる君を抱きしめた
君は私の胸で泣きながらそのまま眠ったよね。
朝起きると君の目ははれてた。
私は君にキスした。
「お早う」
君は真っ赤になり、布団にもぐった。
その姿が可愛くて意地悪しちゃった。
君と朝食食べて、君に会社まで送ってもらった。
「なっちゃん、六時にここに迎えに来るね、仕事頑張れ」
私はニヤニヤしながら会社に入ったんだよ、嬉しくて。
その日は仕事終わるのが楽しみで仕方なかった。
君が迎えに来てくれるから。
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