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7章:あとがき (20/22)

そして、なぜ、“針生検”をするのかを『超音波画像(エコー)を提示』しながら説明してくださいました。


「まず、細胞診の結果で、良性か悪性の鑑別が出来なかったこと、そしてね………」


先生の指が画像をたどります。


「拡大してあるのだけれど、ここに1㎝ほどの、楕円形“らしき形の影”が見えるの。良性の腫瘤なら、うん、丸く楕円形のことが多いのだけれど……」

「はい…………」

「ほら、ここ。下の部分が左右に流れているの。私にはどうも、その形が気になるんです」

「はぁ…………」

「だから、針生検による組織診断が望ましいですが、同意してくれますか? 今回は部分麻酔をして、少し切って組織を採取します」


同意書にサインをしながら、思い切って聞いてみました。


「先生……癌である確率はどのくらいですか?」


先生は即答されました。


「五分五分です」



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東京ショートストーリー ©著者:七斗

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