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5章:代償
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そう、札幌はちょうど雪まつりの頃。車のフロントガラスには吹雪が貼り付き、ワイパーもだるそうに、ぐわぐわと悲鳴を挙げる。けれど男は涼しい顔でアクセルをふかした。
「夏が来ると真っ青な青空と海が一つになるんだ」
車から降りた男は、那美の肩を抱きしめる。
けれどもそこに在るのはーーーー。
凍る窓、凍る川、凍る海、凍る心。
一面の雪景色に埋もれそうに建つ平屋の家屋に案内される。家の横には古ぼけた小さな小屋。
「うちはじぃちゃんの代から近海で漁をしていてな。俺が毎朝漁に出るから、那美はそら、そこの小屋で魚を捌いてくれ。切り身や開きにしてから出荷するんだ」
(こんなはずじゃなかったんだ……違う! 違うよ!)
呆然と立ち尽くす彼女を男は嬉しそうに家に引き込み、年老いた祖父母と両親に紹介した。遠慮もなくじろじろと品定めしてから、それぞれのひとが呟いた。
「初婚じゃねぇのか。まぁ、しょうがない。こんなとこに嫁に来てくれる女は居ないからな」
「子どもを置いてくるなんぞ、大した女だ。せいぜい働いてもらうし、新しく産んでもらわんとな」
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東京ショートストーリー ©著者:七斗
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