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3章:赤信号 (3/32)

ーーもう十年ほど前になる。


私には愛してやまないひとが居た。
彼は花巻出身で、大学野球が盛んな、東京の或る大学に進学した。

岩手の高校では、夏の選手権大会岩手県予選にて、決勝で負けたという。

後、一歩で甲子園の土を踏めた。
それも自分が最後のバッターで、三振をしてその道を断たれた。


『このままでは、幼い頃から努力をしてきた野球を終わることが出来ない』


岩手県では、そこそこ有名なホームランバッターだったらしい。
大学のセレクションに合格をして上京。野球部の寮で生活を始めて……一つ歳上の、そんな彼と出会ったのは、彼が大学三年生の冬だった。


私もまだ若く、やはり大学に通いながら、歌舞伎町に在ったレストランバーにてウェイトレスのアルバイトをしていた頃。


野球部はオフシーズンに入り、チーメイトたちと映画を観に来たというその集団は来店をし、驚くほど食べて呑んだ。



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東京ショートストーリー ©著者:七斗

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