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2章:花嫁の左手 (6/27)

期間は、半年先の春から一年間。

クライアントからの要望は、女性だけで構成するショーにするつもりなので、スタッフも女性で揃えて欲しいとのことである。

いの一番に麻由の顔が眼に浮かび、早速に連絡を取って打ち合わせをすることにした。

運良く彼女のスケジュールは空いており、私も才能あるスタッフを提供出来ると、嬉しくなる。


麻由の仕事は舞台公演を、よどみなく進行する司令塔のような役割である。

舞台袖でインカムを付け、照明・音響・道具に指示を出す。
細部に気配りが出来なければ成立しないポジションだ。


ーー麻由なら大丈夫。


私は喜び勇んで、打ち合わせ場所に指定した、あのイタリアンの店に向かった。


「麻由ちゃん、久しぶりだね」

「坂本さん! お久しぶりです。この度はお仕事をいただき、ありがとうございます」


彼女は会社に所属をしていない、フリーランスのスタッフである。
何ら縛られたく無い、思惑を表していた。


久しぶりの再会。
お店お勧めの赤ワインを抜栓してもらい、オードブルを注文した。


「麻由ちゃん、変わり無い?」

「え〜と。実は……」




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東京ショートストーリー ©著者:七斗

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