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8章:引退までの (2/10)




数日おきに
美果は藤宮武久とどれだけラブラブか、を聞かされている。



私『美果ー幸せなのは良いけどさあ〜。仕事して。』


美果『すいませーんでも、話したいんですもん。』


私『わかるよ。良いんだけどさ…




売って変わってさゆりさんはなんだかどんよりしてる気がする。

あからさまに
ため息なんかついたりして。




障らぬ神に…だ。





藤宮『美果ー

美果『武久♪どうしたの



いつになく甘々な話し方。



武久『今日早番だって言うからさゆりさん、ご無沙汰です


さゆり『ああ藤宮くん。お久しぶり!!』

武久『あれ?なんか痩せました



さゆり『そうかな〜

武久『痩せましたよ。うまくいってますか殿とは。』


一瞬沈黙した。





さゆり『まあまあよ。付かず離れず、な感じ。』







武久はボソッと。


武久『あの感じは、殿がまた他見つけたんだな』

美果『え…


武久『長くて2ヶ月しか持たないからきっとそのうち後ろから刺されるね(笑)』

美果『こわ…。さゆりさんが?』

武久『わかんないよ(笑)まあでもしばらくさゆりさんの名前出てないから…。』



美果『下村さんて、最低な人…』

武久『さゆりさんだって美果をハメた人じゃん。』



美果『まあ…そうだけど。さゆりさんの気持ちはわかんなくもないからさ。』






さゆり『あ。美果上がっていいよ。』

美果『はあい





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最初で最後の… ©著者:愛希

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