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7章:一難去ってからの (13/13)





中田『藤宮?ああ…いたねえ。滅多に来ないけど…。冴えない奴。』

『冴えないんだ


中田『まあね。下村の子分みたいなんだよね。』


『へえ〜。で、あれから話してんの!?』

中田『業務内容はね。視界に入れないようにしてる(笑)話したくもない…』



『下村さんて、何がしたいんだろ。中田くんの事もそのまんまにしてるし、ぐちゃぐちゃなはずの美果慰めるつもりでハマッて一緒にいたはずなのに』


中田『ゲスなんだよ。妻子はたぶん収入しかもう興味ないかもな。社内でBBQやった時も妻子持ちは大概妻子連れてくんのに下村さんだけ1回も…。』


『逆になんか可哀想な人だね。きっと家庭ではいいパパな時代もあったはずだけど…。昨日今日でああなった訳ではなさそうだし。』

中田『今さら興味ないよ。』




『藤宮武久は、純粋に美果に近づいた人なのかなあ…。』

中田『知らない。よくわかんない奴だから。自宅が金持ちなのくらいしか…。なんかね、生粋の子分肌っていうか太鼓持ちなんだよね』

『ああ…まあ障らぬ神に、だね。』



中田『だな。』






さゆりさんが美果をハメる会食から中田となんだかんだ会えなくなって
だいぶ経つ。




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最初で最後の… ©著者:愛希

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