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5章:禁断からの (2/8)





あれから
毎日連絡やり取り
週に2回くらい休み前に会うようになった。



毎日連絡やり取りしているけど実際会うとかなり新鮮で
この世界がいつか終わる事なんて想像出来なかった。


中田『いつも部屋で息つまらない!?』

私『私は気にならないけど』




手を繋いで
外を歩いてみたい気持ちはある。

あるけど私は…
婚約者がいるから。



悠仁は私が最近時間作らないのを『浮気』というふうには全くとっていない。
むしろ結婚前だし、色々準備をしているんだろう、と思っているらしい。



悠仁は悠仁で
付き合いや接待があるし
ちょうどいい、ってのもあるんだろうけど…。





そんな事を考えていたら
いつの間にか
寝てしまっていた。



中田『電話、光ってるよ』


私『今何時?誰だろ…。』





悠仁だった。
次の休み前は泊まりに行こう、と…。




中田『なんかあった?』

私『んー…。来週は、会えないかも。』




中田『彼氏?仕方ないよね。そっちメインだもん…。』



私の頭を抱き寄せて
髪にキスをする。



私『まあね…。』




中田『俺もどっか行ってくるよ。』

私『どっか?』


中田『そう。どっか。』




顔は見えないけど
声と違って、寂しい顔をしてる気がする。
私からは基本的に悠仁の話はしないでいるけど

たまに悠仁がフロアまで来る時があって
中田も見かけたらしい。




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最初で最後の… ©著者:愛希

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