2章:飲み会からの (8/8)

上村『じゃあ連絡先教えてよ』

私『また会ったらね〜』




腕を振りほどいた。



中田『俺も帰るわ』


上村『横取りか』

中田『しねえし』




上村『だよな。美果ちゃんと手握ってたもんな』


中田『お前と同じで無理やりな』

上村『美寿々さんは照れ屋なだけ〜じゃあな』




中田『幸せな奴…』




私『はぁ〜頭に来る。くそがき』


中田『年変わらないでしょ』



私『いくつよ』

中田『２５』




はあ



私『５つも下』

中田『まじか…。意外といってんだな』



私『くそがきからしたらね』



中田『これからデート？』

私『こんな時間から会わないよ。行き付けに行くの』



中田『ふうん…』


駅の下にある小さなbar
barというか
隠れ家的な。
知らなきゃ飲み屋だとは思わないはず。




私『じゃあね』

中田『俺も飲み直すかな。』




私『別に良いけど』




ﾏｽﾀｰ『いらっしゃい。お、珍しいね、つれがいるなんて』


私『でしょ。』