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2章:飲み会からの
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こんな人が
ジャージなんか着るのか?
っていうか
私もスエットとか言ってたし、同類な気がするけど。
美果『美寿々さぁん…』
最高潮にチワワ顔をさせて近づいてきた。
美果『人見知り炸裂してしまって…どうしたらいいですかぁ?あ、はじめましてぇ』
私の後ろからちょこん、と顔を出して中田正人に挨拶をした。
人見知りねえ…
美果『仲良くなれたんですか?』
中田『俺が勝手に話しかけてるだけだけど。』
美果『そおなんですねえ〜
』
とびきりの笑顔出ました〜
だけど無表情だった。
私『面倒見てもらいな。』
美果『はい
』
中田『ちょっと…』
私は食べて終わって
別のメニューがあるブースに行った。
何人か根性ある奴が
名刺を渡してきた。
さゆり『やっと終わった…』
私『お勤めご苦労様です。』
さゆり『なんのよ…っていうかいらね〜名刺』
美果『え(゜.゜)名刺?』
さゆり『名刺もらわなかったの?』
美果『名刺貰っても誰かわからないんでLINE交換にしてもらいましたぁ』
私『そっか。で、中田正人は?』
美果『ちょっと話して、帰るって帰りましたよ〜』
私『変な奴…』
美果『そうですかあ?きれいなお顔立ちでしたよぉ』
私『そうかもね。』
さゆり『帰んべや。』
さゆりが先に歩き出した。
美果『美寿々さんあの…』
美果が小声で声かけてきた。
私『なに。』
美果『来週飲み会あるんです。付き合ってもらえませんか
』
私『なんの?』
美果『5対5でぇ〜』
私『あ、合コンは行かない。』
美果『ええ…困りますぅ。美寿々さんと会いたいって人がいてぇ、私の気になってる人連れて来てくれるみたいでぇ〜』
私『私は餌か』
美果『餌じゃありません。メインですよぉ〜』
うるうる目で私を見る。
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最初で最後の… ©著者:愛希
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