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7章:ー共有ー (1/9)

7章:ー共有ー

「紫涵、暑いな、プールでも行くか?昼間もいいぞ、たまには。」

あっというまに一年がすぎ北京での三回目の夏がきました。
その夏はおかしくなるほど暑いの夏でした。
学校を辞めてから一度も実家には帰らず、半年に一度父か妹と電話で話す程度になっていました。母と姉はもはや私のことは諦め、無いものとして扱っているようでした。
父はいつでも帰ってこい、心配ないと優しく話してくれました。
妹も整形の後遺症やお酒の害を心配してくれました。
でも、私は虚構の宴を辞められず、ズルズルと林にすがって生きていました。

「芽衣、一緒にプールどう?ホテル北京の。もちろん私の彼の奢りよ。行こうよ!高級だし、綺麗よ。」
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ー氷妹ー ピンメイ ©著者:バリ固

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