ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

5章:#5 (2/10)




「おい、ちょっと来い。」


登校するなり柊也に腕を捕まれ、そのまま捕獲された。


女子たちの悲鳴にも似た声と突き刺さる視線の中、廊下をズルズルと引きずられる。


屋上に着いてようやく解放された。


「おまえ、なにやってたの?
電話しても繋んねーし。心配するだろ?」

「ゴメン…」


ふて腐れた顔した柊也は、わざとらしいタメ息をついてから煙草に火をつけた。


「携帯、壊れたんだ。」

「は?…って、おまえ、ちょっとこっち向いてみ?」


顎を捕まれ、柊也の方を向かされた。


「どーした?この傷。」


柊也は眉間に皺を寄せながら、唇の切れた痕を怪訝そうに見つめる。


「別に。ちょっとコケただけ。」

「嘘つけ。コケてここだけ痣になるかよ。」


腕や足に怪我がないか素早く確認される。


「殴られたのか?」

44 /279

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

僕らのゆうき ©著者:結月 杏奈

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.