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死んだように眠って、目が覚めたのは夜だった。
「悠希、さっきは悪かった。痛かっただろう?
おまえが無断外泊なんかするから、心配なんだ。」
葉山はあたしを抱きよせ、髪を撫でる。
もう気持ち悪いとも思わなくなった。
「愛してるよ。」
もう少しの我慢だ。
卒業したら、この男ともこの街ともお別れだ。
一刻も早く家を出るんだ。
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僕らのゆうき ©著者:結月 杏奈
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