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「僕も悠って呼んでいい?」
もう何本目か分からないお酒を物色しながら、少し舌ったらずになったなつめくんが言った。
「うん。ねぇ、酔ってる?
口調が可愛いんだけど。笑」
「悠こそ顔赤いよ?」
柊也とレイジはゲームを始めて、なつめくんがあたしの相手をしてくれていた。
「帰らなくて大丈夫?」
時間はすでに深夜をまわっていた。
「うん。てゆーか、あたしまだ居てもいいのかな?」
「もちろん。明日みんなで送ってくよ。」
明日…まだまだみんなと一緒にいれる。
「なつめくんはどこから引っ越してきたの?」
「悠とおんなじ。東京だよ。」
「そうなんだ!」
なんか一気に親近感がわいた。
「親の離婚で母親の実家に戻ってきたんだ。」
なつめくんの長いまつ毛が揺れた。
「ね、子猫見に行かない?」
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