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10章:別れと出会い
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4月17日・第三日曜日。
俺は彼女に会いに行った。
彼女は不機嫌だった。
不機嫌・・・大歓迎で好都合だ。
会いに来い、と言った相手に背を向けてスマホをいじっている彼女。
会いに来てやった俺は、彼女の前に仁王立ちした。
そして、冷静に言ってやった。
俺を無視してスマホをいじっているあなたが如何にダメな人間で、
どれ程俺を苦しめたか、
これ以上出来ない位に威圧的で冷静に言ってやった。
能面の様に無表情で、威圧的に。
俺は一方的に30分近く彼女を責め続けた。
彼女は俯いてスマホを握りしめて、
震えながら涙を溢していた。
優しかった俺の豹変ぶりに
どう対応していいか、頭の中がパニックなんだろう。
めそめそ泣く彼女を見下ろしていたら、どうやらイライラしたらしい。
気付いたら怒鳴っていた。
彼女は震えて泣いていた。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
俺はもう見たくなかった。
聞きたくなかった。
これ以上ここに居たら、
怒りが更にエスカレートしそうだ。
俺は部屋から玄関に向かい
スニーカーのかかとを踏んだまま、
彼女の部屋を後にした。
ドアを閉めても、
彼女の悲鳴の様な泣き声が聞こえていた。
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理想の女(ひと) ©著者:トレモロ
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