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15章:ロースの夢 (1/2)

15章:ロースの夢

ロースの家で飼われてた猫が、行方不明になってました。

アビシニアンで、可愛い子だったのに…。

たまに行方を眩まして、怪我をしては帰って来てたので、心配しながらも待ってました。

だんだんと日にちが過ぎ、一ヶ月を超える頃、流石に私も諦めが…。

私「猫って、死に目を見せないって言うけどさ、違うんだってね。」

イチゴ「?」

私「体力回復を、隠れて待つんだって。回復出来なくて、ひっそりと…。もしかしたら、ロースの猫も…。」

イチゴ「家出して、怪我をして帰って来たりしてたから、有り得るね。」

等と、話していました。

でも、出来るなら帰って来て欲しい。

そう願ってはいたんですが…

最近、ロースの家は、新しい猫を引き取りました。

保護猫で、真っ黒い子だそうです。

私「保護猫!その保護猫、家が出来て良かったね。」

イチゴ「うん。」

私「でも、何で?行方不明の猫は?」

実は、行方不明の猫の消息が、ロースには解ったそうなんです。
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無意味な力(リアルタイム) ©著者:杜若 キウイ

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