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7章:【あの有名な】後日談
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トンネルは、子供の頃に通ったトンネルより、何倍も長くなっていて、トンネルの材質も、所々違っていました。
花屋側に延長されていたので、花屋から出口が見えなくても可笑しくありません。
母「あの時は、怖かったよね?」
私「うん!私には、視えて無かったけどね?」
母「あのトンネルを抜けて、すぐに行こう!って言ったよね?」
そうだっけ?
何せ小学生の頃、細かい記憶は、薄れています。
何よりあの時、トンネルを走り抜け、安心していましたからね。
母「うん。言ったよ。」
私「そう言えば…。」
そうだ!そうだった。
それで私、すぐに脇の小道を指差し、
私「こっちだよ。」
って、歩き出したんだった。
母「あの時ね、出口に立ってたオジサンも怖かったけと…」
私「何?」
母「土手の上から沢山の人達が、こっちに向かって降りてきて…そっちの方が気持ち悪かった。」
何ですと!?
あの時、トンネルを抜けて、安心し切っていた私には、全然気が付かなかった!
てか、土手方面なんか、目もくれなかったし。
私「それって、オッサン達?」
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無意味な力(リアルタイム) ©著者:杜若 キウイ
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