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5章:通りすがりのイタズラ
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リビングに戻り
私「何にもいないよ。」
そうベーコンに伝えた。
クルミ「本当に大丈夫かな?」
ベーコン「うん…。」
私「大丈夫だってば!大体ね、何かいたら、私が二階に上がったんだから、私に憑いて来るよ。私はそう言う体質。」
そして愛犬ハニーに目をやる。
私「それにね、ハニーも反応して無い。ハニーは霊感の強いワンコだよ。ペコやキューピーも反応無し。何より、猫のマメチビが無視だよ。猫って、犬より霊感強いらしいよ?」
ペコとキューピーは、その生い立ちのせいか物凄く敏感な犬だ。
私「気のせいだよ。本当に聞こえたのなら、イタズラされたな?」
クルミ「は?何それ?」
私「霊だって、イタズラ好きな奴はいるよ?」
ベーコン「え?」
私「ホラー見てたから、からかわれたんだよ。」
クルミ「じゃ、クルミの部屋に何かいるの?」
私「居ないってば!浮遊霊の類いだろ?」
ベーコン「浮遊霊?」
私「んなの、どこにでもいるってば。いすぎて犬も反応しないよ。」
内心、お前らバカップルだから、遊ばれたんだよ。とか、思いながら。笑笑
クルミ「でも意味わかんない。もう終わりって?」
私「大方、一緒にDVDでも見てたんしゃねーの?途中で止めたから、DVDもう終わり?」
クルミ「やだー!もう見ない!」
クルミは慌ててDVDをリビングに持って来ました。笑笑
しかし、完全に作り話のあのDVD。
何かあるのかな?
私も、気のせいじゃ無く、何かあったのか?
集まりやすい家系だからか?
ベーコンにも多少の霊感はあるって聞いてるし、クルミにも霊感があってもおかしくない。
しかも、ベーコンも霊媒体質らしい。
しつこいが、つくづく集まるな?
類友。笑
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無意味な力(リアルタイム) ©著者:杜若 キウイ
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