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5章:通りすがりのイタズラ
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その2日後の事です。
姪のクルミとクルミの彼氏のベーコンが、二階のクルミの部屋で何やらしています。
仲良くくつろいでいるんだろう。
くらいに思っていたら、
バタバタ!
「待って!」
「早くしろよ!」
階段をかけ下りる慌ただしい音や、クルミ達の慌てた声が。
先にクルミがリビングに駆け込んで来ました。
私「うるさいね。なしたのさ?」
クルミ「声が聞こえた!!」
は?
イチゴ「落ち着きな!ちゃんと話しな。」
良く良く聞くと、
クルミとベーコンは部屋でDVDを見ていたそうです。
そう、あのホラーのDVDを。
ベーコンが一回帰宅する用事があった為、途中でDVDを止め、支度しようとしたそうです。
ベーコンの横の辺りから
「もう終わり?」
か細い女の声が…。
その気味の悪さに二人は慌ててリビングに降りて来たそうです。
私は暫く黙っていました。
ベーコン「絶対、クルミが言ったんだろ?」
クルミ「違うよ!ベーコンでしょ?」
ベーコン「違うって!ちょっと言ってみ?」
クルミ「もう終わり?」
ベーコン「ほら、お前だ!」
クルミ「違うよ!ベーコンの横から聞こえたでしょ?ベーコンが言ってみ?」
ベーコン「もう終わり?」
ベーコンは女の声色で真似しました。
私「わはははっ!オカマが!?」
イチゴ「ベーコンやばい!」
クルミ「やっぱりベーコンだ!笑笑」
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無意味な力(リアルタイム) ©著者:杜若 キウイ
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