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16章:薬 (6/6)

遠くから救急車のサイレンが聞こえる…。
雨の音は、益々激しくなっている…。


ウトウトと眠りについたかと思うと、天井からたくさんの毛虫が落ちてくる悪夢で目を覚ます。

目を覚ましても、耐え難い眠気で身体は動かない。
金縛りだ。

夢か現実がわからない。

自分の髪の毛がにょろにょろと伸びて、となりで寝ている峰の首を締める。

またハッと目を覚ます。

しばらくすると、今度は大勢の刑事が突然部屋に入ってくる。
物凄い怒鳴り声と足音で、また目を覚ます。

刑事なんていない。
髪も伸びていない。

どんなに恐怖を味わっても、またいつの間にかウトウトしてしまう。
そして、その度に、ひどい悪夢に襲われる。


長い長い時間苦しんだサラは、峰に無理矢理抱き抱えられて目を覚ました

「起きろ。シャワー浴びてこいよ」


ほとんど寝た気がしなかったのに、いつの間にか夜中になっていた。

身体中、冷や汗でベトベトする。

サラは、峰に言われるがままシャワーを浴びた。

寝ていたのか起きていたのかわからないが、確実に時間は流れていた。

げっそりとしたサラを見て、峰は、

今回のは合わなかったみたいだな 

と、笑った。
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人魚姫 ©著者:涙 しずく

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