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7章:メル友 (6/6)
















病気のことは、詳しく聞かなかった。















完全キャッチボール制のそのサイトで、わたしたちはまた他愛もない話をした。

【今日も先輩に叱られました。】

【先輩のデスクにゴキブリのオモチャ入れちゃえ(笑)】

【こっちにゴキブリいません(笑)】

【あっ、そうか(笑)】

毎日のようにやり取りしていた頃と同じような、他愛もない話。

【看護婦さん、ストッキング伝線してました(笑)】

【それジーッと見てたんですか?ストーカーですよ(笑)】

ただ、あの頃と違うのは、春人さんは海人くんの話も、奥さまの話も、幼稚園の話も、趣味の話もしなくなったこと。

病気の事は、詳しく聞かなかった。
けど春人さんは、病気になった今は、不思議と心が穏やかだと言っていた。
春人さんの気持ちが穏やかなのは、わたしも嬉しいと返事して、またしばらく返事が来なくなった。
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春 ©著者:柚木

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