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5章:終わりの始まり (6/6)

これは恋なのか、やっぱりわからなかった。

春人さんが心配だった。
なんとかしてあげたいと思った。
それは柔らかな気持ちだった。

だから恋なのかわからなかった。

わたしが知っている恋は、もっと激しいものだった。
もっと汚いものだった。

わたしは過去に一度だけ、恋をしたことがある。
23年間生きてきて、その一度だけ。
それはこんなに柔らかな気持ちではなかった。
もっと赤黒い、どろどろしたものだった。

わたしは罪を犯した。

恋をして、罪を犯した。
いや、むしろその恋こそが、罪だった。













わたしの過去。

恋という名の罪。
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春 ©著者:柚木

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