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3章:海と雪 (2/8)

やっと、わたしの住む地域でも桜が咲いた。
世は連休だ。

雪解けと共に始まった、わたしと春人さんのやり取り。
二ヶ月が経っていた。
その間、春人さんはわたしに会いたいと言うことはなく、相変わらず何気ないやり取りだけが続いていた。

人間というのは不思議なもので、求められると拒むのに、求められなさすぎると逆に気になってしまう。

わたしは春人さんに会ってみたかった。

【連休、此方に遊びに来ませんか?】

送ってからハッとした。
わたしは何を言っているんだ。
妻子ある身の春人さんに。

そもそも会ってどうしようというのだ。
まんまと身体を差し出すのか?
寂しさを紛らすために?

春人さんはそんな人じゃない。

じゃあ、わたしは?
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春 ©著者:柚木

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