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26章:(最終章)届かない叫び
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26章:(最終章)届かない叫び
結局、俺はバイトを辞めた。
翼に言われた事が、胸に突き刺さって、自分を恥じたからだ。
アニーの悲惨な死に様を見ても、可愛いライスの死を見ても、俺はバイトを辞めようとしなかった。
それは、翼の言う通り、金に目が眩んでいたからだと、やっと気付いた…
いや、気付かされたからだ。
あれから、15年が経つ。
この辺りも、都市開発が進み、閑静な住宅地になりつつある。
あの繁殖所があった所にも開発の手が入り、近隣の苦情が役所に殺到した為、どこかに引っ越ししたらしい。
今もまだ、あの人達は、どこかでブリーダーをやっているのだろうか?
更なる犠牲を、重ねているのだろうか?
まれに、悪徳ブリーダー摘発のニュースを聞く。
昔より、社会の目も厳しくなっている様だ。
地元情報誌や、ネットなんかでは、ブリーダーからの犬や猫、要りませんか?の記事も目にする様になった。
保健所、最近は、動物愛護センターと言うのか?
そこで業者からの受け入れをしなくなったからだろうか?
少しずつ、ブリーダーのマナーも良くなってきている様だが、氷山の一角なのだろう。
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届かない叫び ©著者:杜若 キウイ
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