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14章:アニーの初体験
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14章:アニーの初体験
ここにも、かなり染まってしまった。
食べれ無かったご飯も残さないで食べれる様になったし、
他の雌犬同様、退屈しのぎに身体の手入れをしすぎて、前足が変色してしまっている。
多分、目の下にも涙やけが出来てるんだろうな?
いくら手入れしても身体の汚れや悪臭は、拭いきれない。
私、ここに来る前は可愛いって、美人だって言われてたのに。
今じゃ誰も見向きもしてくれないわ。
ああ…外に出たい。
明るい所に、美味しいご飯と、清潔な寝床に…ううん、贅沢は言わないわ。
せめて、お腹一杯食べたい。
こんな事なら、お客に媚び売っとくんだった。
私は可愛いからって、いい気になるんじゃ無かった。
外から斉藤の足音が聞こえる。
斉藤だ。何するんだろ?
掃除?それとも…
斉藤が小屋に入って来て、ライトのスイッチを押す。
そして私の方を見ながら、真っ直ぐこちらに歩いて来た。
臭い!また変な匂いがする。
斉藤は最近、この何とも言えない匂いをさせてる時がある。
何の匂いか分からないけど、気持ちが悪くなる匂いだわ。
斉藤は私のケージを開けて、私に手を延ばして来た。
斉藤「アニー…行くよ。」
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届かない叫び ©著者:杜若 キウイ
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