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4章:私 (1/2)

4章:私

私は、秋に産まれた。

産まれた時の事は、余り覚えていない。

覚えているのは、狭くて不潔で臭い檻に、ママと兄弟と入れられていた事。

檻のある小屋に窓が無く、いつも暗かった事。

何より、ママ事態が汚くて、歯がボロボロで殆ど無かった事は忘れられない。

今、私はあの汚い小屋から出て、ホームセンターと言われる所のペットコーナーにいる。

ここは、あの小屋に比べると清潔で居心地がいい。

少し暑すぎて、ダルいけどね。

そう言えば、ここに来る前にお兄ちゃんだけが別の場所に連れて行かれたけど、

お兄ちゃんどうしてるかな?

お兄ちゃんは、生まれつき左前足が不自由だったから、少し心配だな?

まぁ、私は他の犬の事を心配する余裕なんて無いけどね。

ここは本当に暑いな?

眠くなったから、寝てしまおう。

一緒に来た兄弟達は元気だな?

一生懸命にお客さん達に愛想を振っている。

私は、面倒臭いよ。

とりあえず、寝よ。
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届かない叫び ©著者:杜若 キウイ

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