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2章:別れ (3/3)

ママ「返せ!私の子を返せ!」

ママは血を流しながらも、必死におじさん達に吠えかかり、噛みつこうとした。

僕「ママ!ママ!」

僕は、そんなママもおじさん達も怖くて、檻の端の方で鳴いていた。

捕まった1番上のお兄ちゃんは、汚い布の袋に入れられて、キャンキャンわめいている。

ママの必死の抵抗も虚しく、お姉ちゃん、2番目のお兄ちゃんも捕まってしまった。

僕も震えながら抵抗したんだけど…

簡単に首元を捕まれ、袋に入れられてしまったんだ。

その頃には、ママの鳴き声も弱々しくなって、

僕はママと自分の事が心配で、心配で…袋の中で鳴くしかなかった。

僕「ママ。ママ。ママーっ!」

ママ「子供達、許してね?
守ってあげられなくて、ごめんなさい!!
幸せに…幸せになってね!?」

お兄ちゃん達も、お姉ちゃんも鳴いていたよ。

男B「手こずらせやがって。」

男A「おい、行くぞ。」

おじさん達は僕達が入った袋を乱暴に抱え、小屋を離れたらしい。

ママや他の犬達の鳴き声が段々と遠ざかって行く。
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届かない叫び ©著者:杜若 キウイ

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