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14章:3度目
たぶん3度目…
あなに抱かれる時、涙が溢れた。
若いアナタに
私を抱かせる自分が辛い。
辛いのに欲を抑えられない
自分が悔しくて涙が出る。
好きなのに
好きと言ってはいけない関係。
解っていて
アナタを求めたのだから
苦しいのは
私だけでいいと言い聞かせる。
時間を削り、心を削り、
身を挺するアナタに
罪を感じる。
けれど、愚かな私は
駄目だと解っていながら
アナタを求めてしまう。
好きで欲しくて
でも、駄目だと葛藤し踞る。
ただ一緒に居たいだけだから…。
本当に、本当に
一緒に居たいだけだから…。
泣き震える私を
見兼ねてアナタは
優しく優しく愛撫する。
ごめんね。
ごめんね。
泣きながら
それでも嬉しくて
また、
泣きながらアナタを感じた。
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