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23章:分岐点 (1/1)

23章:分岐点

父親の様子がいつもと最近違う。

会社が上手く行っていない。

子供な自分でもなんとなく解った。

マンションを沢山持っているお父さんの家庭が崩壊。

銀行が潰れて行く…

なんなんだろう。

父親は、リムジンやクルーザーを所有していたが、リムジンは手放していた。

特注のアウディのリムジンだったけど、冬にサンルーフを開けただけでヒューズが飛ぶ意味のわからない高級車だった。

クルーザーは、聞こえは良い。

だが

俺は、船酔いが酷い。

一度だけ騙されて乗ったことがあった。

先端にあるキャビンには、ベッドや家具が付いていて見るからに、遠いクルージングに出たくなる。

マリーナから出た途端に、漁師の網にスクリューが引っかかり、海の上で身動きが取れなくなり。

助けが来るまで、あのユラユラと気持ちの悪い揺れが、今でも気持ち悪いのを覚えている。

まあ 無くても良い乗り物。

その頃今まで、一軒家と言う憧れの城を建てると200坪くらいの土地を購入していた。

理由は

宿敵 母親と兄が引っ越してくるからだ。

今まで、貧乏していて借家ばかりで支払い滞納で何度引っ越しした事か。

母親は、花や庭が欲しくて高層マンションなんぞ迷惑な建造物。

その母親の夢のマイホーム!

俺も結構嬉しかった。

だけど、最終的には立地が気にくわないという理由で断念。

また 賃貸の一軒家に皆んなで住む事になったのだ。

兄貴は、高校を出て専門学校に通っていた。

俺も卒業が近くなっていたが、就職予定先の航空会社も景気悪化で、統合合併となり就職も台無し。

なにやら只ならぬ経済状況となっていた。

ここからが、本当の人生の分岐点である事が、その時は誰も理解していなかったであろう。

いったいどうしたら良いのかな…


ちょっと調子に乗り過ぎた。
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生きている価値観 ©著者:白雪

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