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13章:ツケが回った (1/1)

13章:ツケが回った

そんなこんなで、パシリを失った俺らは更に集団リンチの頻度が多くなった。

集団を抜けたAも俺と毎日ボコボコ状態。

だけどいつも笑っていた。

もう仕返しする手段もないから、個別にやっつけたけど、多勢に無勢。

兄貴も見兼ねて集団のボスを簡単にパンチ2発で黙らした。

俺のケツ持ちやばし。

ラブホ経営の息子E君は、ど偉い不良になっていたのが衝撃的。

有名な暴走族のリーダーになっていた。

親の離婚問題でE君は、いつの間にか居なくなってしまった。

後にヤクザになったとの噂は聞いた。

まあ当然だよ!

また親の都合なんだから。

そんな時であった…

父親は、リゾート開発でバブル経済で波に乗りまくり、外車だの特注リムジンだの運転手だの羽振りが良いインテリな親父になっていた。

毎週 飛行機乗りまくり都会に単身赴任で住んでやりたい放題。

飛行機に乗って出掛ける父親を母親が空港までいつも爆走しついた。
誰も持っていないデカイ携帯電話など色々なアイテムを持っていた。

カッコイイ!宇宙人かこいつ。

飛行機乗った事ないので、羨ましい。

いつか俺は、そんな親父を乗せるパイロットになりたい!と思っていた。

そんな状況で高校入学を備えていた俺に、都会に引越し命令が出た。

その頃学力もまあまあだったし、残りの中学生活も煩い母親と暴力団よりヤバい高校生の兄を置いていける。

チャンス!なのかツケが回ったのか。

兄が高校出たら都会に引越して、皆んなでまた住むのが条件だった。

小さい時から、飼い残っていた犬シロと友達らと離れるのは、ちょっと淋しいけど。

まあ

いいか!

って事で中学三年生で転校となる。
集団リンチ野郎は、何故か俺がいなくなる事を知り急に仲良くなってしまった。

なんか都合いい奴らだなと思ったが、その時に俺とAの間にはブタと呼ばれる舎弟もいたから、少し脅威を抱いていたのか。

そんな事はどうでも良かったが。

皆んな別れの日に

いつかお前ら一人づつやっちまうからな!

と捨て台詞を笑いながら吐いてやった。

待ってるからな!

と要らない返事がなぜか嬉しかった。
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生きている価値観 ©著者:白雪

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