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10章:自分を作ってやる
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10章:自分を作ってやる
毎日の様に自分で自分を虐めて
自分を殺してやった。
兄貴は、全てがパーフェクトだから、羨ましい。
自分も真似すれば良い!?
兄の真似をすると、母に虐待されるから絶対にしないと思っていたが、実は違うのかもしれない。
もっと兄の様に耐性をつけて行けば良いのかもしれない。
そんな発想から
自分を新たに作ってやろう。
スポーツも始めて毎日毎日カッコよくなる努力をしていた。
鏡に向かって、自分にいつかお前を変えてやるから、我慢しなさい。
と言ってあげていた。
結果は、すぐには出なかった。
自分のキャラもまだ未完成だから、中学生に入っても、ヒーローな兄貴の七光りだから、それで調子ずいた雰囲気と、自分じゃない未完成な自分は、虐められた。
まあ 当たり前の話だよね。
自分じゃない自分が、意思とは違う事をするんだから、ブレるブレる。
結果ダイエットには、成功し
デブ眼鏡のデブだけは、とりあえずクリア。
身長は、昔から高めだったから割りと見れるようになった。
俺は、小さい時は放置プレーに近かったから、気付いた時には歯並びが悪く受け口になっていた。
親が大金を払い針金を歯につける矯正をしてくれたのだが、それもまた虐めのネタ。
自分で全部道具で外してしまったのだが、今でも後悔している。
結局 自分がやりたくて始めたスポーツではなく、格好つけたいがために始めた訳だから、ある程度までマスターしたらすぐに辞めての繰り返しだった。
野球、アイスホッケー、サッカー、剣道、バレーボール
親は、相当金がかかったであろう。
お前は、飽きっぽい性格
とこの頃から言われ始めていた。
だけど!
自分で見つけた物が一つある
楽器だった。
なんせカッコイイ…
ギターは、流石に弦が6本だからセンスない俺には無理。
たまたま近所のお兄ちゃんが、持っていた弦が4本しかない、ベースなるものを貰った。
とりあえず
格好が良ければいい訳なのだから、適当に音楽に合わせ真似をして遊んでいた。
針金眼鏡は、流石にキモいから
この頃より流行りだしていた、高額な黒縁の眼鏡を無理やり買ってもらった。
服も兄のお下がりばかりだったが、身長も兄より高いので合わないから自分の物を買ってくれた。髪型もお洒落にし、変身に少し成功した。
鏡を見て
ほら約束通りお前を変えてやったんだから、裏切るんじゃないぞ!
と仮の自分に言い聞かせ、そこから自分が作られた。
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