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55章:〜優しさ〜 (1/10)

55章:〜優しさ〜

気が付くと・・・


救急車の中だった。



店のボ-イと一緒に

病院へ向かった。



まさに、

ここはどこ??私は誰??


って感じだったけど・・・





りこ「救急車呼んだんだ??」


ボ-イ「りこさん記憶戻りましたか??」



りこ「うん」



ボ-イ「大丈夫ですか??」



りこ「うん」



ボ-イ「一応、病院で見て貰った方が良いですょ」



りこ「大丈夫だよ。店は??」


起き上がろうとすると



ボ-イは私の体を押して横にさせた



ボ-イ「店は心配ないです。どこか打ってたらいけないんで、見てもらいましょう」



りこ「お客は??」



ボ-イ「ちゃんと手配してるから心配いらないですよ」




私は、便器に頭を付けて、地面に座った体勢で気を失っていたから
どこも打った形跡もなく


過呼吸になっていた様だった。



医者に


「何度も続くようなら心療内科に行った方がいいですよ。」



と、言われて

薬は
安定剤を貰った。




精神的に参っていたのは、気付いてはいたものの


安定剤を見ると


精神患者になったみたいだと、余計に落ち込んだ。



落ち込む事では、無いんだけど・・・



その時は、精神的に参っていたから
何をしても落ち込んだんだと思う。





ボ-イ「りこさん??部長から電話で・・・今日は、そのまま帰ってもいいそうなんで」


りこ「また倒れて迷惑かけてもいけないし、帰るよ」



ボ-イ「これ、りこさんの荷物と着替えです」



りこ「持って来てくれたんだ??ありがとう」



ボ-イ「いいえ。迷惑かけたなんて思わずに、今日はゆっくり休んで下さいね。」


りこ「うん。もぅ大丈夫だから、店に戻りなよ」




店も忙しいのに、ついて来てくれただけ、ありがたかった。





ボ-イ「大丈夫ですか??」



りこ「ほらぁ。着替えるから早く戻って!!」




きっとボ-イは気を使って、私がタクシ-に乗るまで見送ると思い、


そう言った。

少しでも早く店に戻してあげたかったから。




私はボ-イに手をふった後



ゆっくり着替えて




ホットレモンを買いタクシ-に乗った。




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プリンセス ©著者:桜井りこ

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