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49章:〜切なさ〜
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49章:〜切なさ〜
VIPル-ムに戻ると・・・
聖羅さんは全身真っ赤になって、ちょこんと座っていた
私はVIPル-ムに戻るなり
聖羅さんに駆け寄った。
りこ「飲みすぎたんぢゃないですか?」
とっさに聖羅さんの手を握った。
聖羅「うん。飲み過ぎた」
いつもなら
場内なら飲みたくない。
と、途中で接客拒否する聖羅さんが
頑張って飲んでくれたんだと思うと・・・
本当に感謝の気持ちで
いっぱいだった。
りこ「道明寺さん。飲ませ過ぎですよ。」
呆れた様に言うと・・・
道明寺「知らねぇよ」
ボ-イ「失礼します。聖羅さんお願いします。」
聖羅さんが、フラっとしながら部屋を出て行った。
シャンパンを確認すると
1本空になっていた。
りこ「1本全部飲ませたんですか!?」
道明寺「俺も今日は、かなり飲んだよ。後はボ-イ」
りこ「そうですか・・・」
良かった。
道明寺「何だ??」
りこ「聖羅さんは、病気だから、あまり無理は体に良くないと思って・・・」
道明寺「今日は聖羅も素直だったぞ」
りこ「え??」
道明寺「お前、聖羅を越したんぢゃないか??」
りこ「それは、無いでしょう(笑)」
今日の成績、確認してないや・・・
道明寺「後の2本も開けてくれよ。俺、後30分でチェックするから」
りこ「えぇ!?帰っちゃうんですか??」
道明寺「明日、早いからな」
私は、ボ-イを何人か呼び
30分で2本とも空ビンにした。
エレベ-タ-で道明寺を見送り・・・
いつものように聖羅さんにお礼を言うと
聖羅さんは全身真っ赤にして私に言った。
聖羅「あんた昨日、大変だったんだって??」
りこ「何で、知ってるんですか??」
聖羅「リオナを首にするか、聖羅の件も含めて今日一緒に話し合いすることになったからよ。」
りこ「そうなんですね」
聖羅「後はあんただけよ」
聖羅さんは
キリっと私を睨んだ。
りこ「・・・」
聖羅「冗談だよ(笑)」
聖羅さんは
ニャンニャンスマイルを見せて、客席へ戻って行った
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