いつもの様に家に居ると


自宅に電話があった。



りこ｢もしもし｣


｢もしも-し。りこ??｣


りこ｢姉ちゃん??｣


｢お母さんは??｣


りこ｢仕事だよ｣


｢子宮外妊娠したらしいぢゃん｣



本当に､うちの姉って奴は傷つくようなことも
バンバン突っ込むぅ。



りこ｢入院してた。お見舞い来なかったね｣


｢そぅ､それもあって、そっちに帰りたかったんだけどさぁ。今週、日曜日にやっと旦那と実家に帰れそうだから｣


りこ｢分かった｣


｢だからデリヘルとか､するなって言ったのに、ば-か｣


姉には仕事のことは
言っていた。
シャブは言ってなかったけど･･･



｢お母さんには内緒にしといたんだから、あんたもこれを期に辞めな!!｣



りこ｢うん｣


｢一人しかいない妹なんだから、私より先に死なないでよ??｣


りこ｢うん｣



そんなこと姉が初めて言ったから､
ちょっと嬉しかった



｢体、大切にしなよ!!お母さんに伝えといてね。バイバイ｣



そぅ言って電話を切った