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6章:【最終章ーー耀きの世界へ】 (2/63)

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「まぁちゃん。あの姉妹は“ファム・ファタール”なんです」


《かつ五郎》の一件から、しばらくなりを潜めていた海老僧が急に現れた。

ちょうど帰宅し、マンションの部屋鍵を開けようとしていた時である。

もう私も学習した。驚いてたまるものか。


「あ。久しぶりじゃない。部屋に上がる?」


彼は相好を崩して頭を掻く。ぽっと頬が薄桃色に染まった。


「玄関からですか? 何だか照れるなぁ。えへへ」

「そっか。どこからでも入れるもんね」

「まぁ、そう言わずに……お邪魔します」


私は彼を招き入れて明かりを点け、下駄箱上のキーボックスに鍵を仕舞う。

海老僧をリビングに待たせて着替え、マグカップにインスタントコーヒーを作った。


「海老僧、コーヒーは……物理的に飲めないんだっけ?」



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東京いろは歌 ©著者:七斗

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