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4章:守護天使ーーコルクの御守り。 (58/58)

「まぁちゃん……本当にありがとうございました。俺……このコルクを御守りに持って行きます。いつか、絶対またお会いしましょうね」




〈いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ 〉

〈匂い立つような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう〉




ことごとしくはあるが、シャンパンを贈るは、ホストたる海老僧への。

ーー今、私が出来る、最大の花向けであった。


彼はこれから新しい道を歩もうとしている。それなのに、コルクを両手に包んで松也に見せびらかす。そして立ち上がり、奇声を発しておどけてみせた。


「う〜! う、嬉ぴい〜!」



私はその姿に少し呆れ、しかしどこか心が和むのを感じた。








【守護天使ーコルクの御守り 終】



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東京いろは歌 ©著者:七斗

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