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4章:拝金主義サイボーグ生産機
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私をアル中DVの元に残して消えた母
母の口癖
お金があったらな
お金が足りない
結婚は不幸そのもの
給食費を払えなくて
先生が催促すると
見栄っ張りの母は
私はこの子に持たせたんですけどと…と言い
お金が工面できるまでは
有りもしないお友達とのお食事会なので忙しい人間を演じ
家では私を怒鳴りつけた
あんたのせいでまた恥かいた
あんたは私の顔に泥を塗った
あんたは1円も稼いでこないくせにお金のかかる子
あんたの給食費払う為に私は苦労している
わたしは服を何カ月も買ってないのに、給食費の催促を先生から受けたっていうなんてあんたは思いやりのない子
あんたができたから私はあいつと結婚することになった
あんたは私にどれだけ苦労かければ済むの?
母はアル中借金まみれ無職の父への怒りを全部私にぶつけていた
給食費だけじゃない
ことあるごとにこうだった
お金を払えない私
鍵盤ハーモニカ買えなくて音楽会は欠席
遠足も積み立て払えないから遠い時は欠席
上履きは恥ずかしいぐらいボロボロ
でも母はお金が無くてとは人には言わなかった
私どれだけイベントの日にピンポイントで体調悪くなるんだよ(笑)
だけど私の両親は外面良くしたって隠し切れないものがあったのか
先生達はスルー
あんまり関わりたくない家の子
私はどれだけその日の為にいい子にしてたって
私より悪いワガママなお金持ちの子は最先端の良いものが与えられてた
コンプレックス
全部羨ましかった
真っ白な上履き
キャラクター物のかばん
ハンカチ
かわいい絆創膏
注がれる親からの愛情
残している給食
私は当時全部自分の努力じゃ
とうてい手にすることができなかった
私はもうほんとに小さい頃から決意していた
もし私が大きくなったら
絶対にお金を沢山持つんだ
絶対にこんな惨めな思いしない
この感覚は私から未だに消えない
だから今私はお金持ちと呼ばれる男達からお金を搾取して生きてるんだと思う。
私はこの生い立ちを絶対に男達には話さないから相手は知らない。
だけど私の中では憎い。
ボロボロの雑巾みたいな鼻垂れ小僧の私は、まるで存在していないような扱いをしていた男達
色を得るようになれば、ちやほやしてくる男達
お金のない私をお金で買って私を所有物のように扱う、富裕層と呼ばれる男達
全部見当違いの逆恨みなんだけどね
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