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1章:桐壺 1−1 (1/7)

1章:桐壺 1−1

ここは一体どこなのだろう?
先ほどから通り過ぎる人々は面妖な着物を着ている。平民たちの着るそれとはあきらかに違うその出で立ちはどこかの貴族なのであろうか?
それにしては周りの人間全てがそのような格好なのはおかしい。おかしいといえば周りの様子もだ。夜のはずなのに煌煌と照らされて火がなくとも辺りが見渡せる。

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光君をみつけに ©著者:mayu

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