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7章:おそろいの香水 (12/12)

「でも、29歳もまだまだ若いよ」


そう言おうとしたとき、


「本当、いつまでホストなんてやってるんだろうね俺(笑)」


優雅君がこんなことを言った。


そしてその瞬間、
ものすごく不安で苦しい気持ちが襲ってきた。


深い意味はないはず・・
ないと信じたい・・。


でも、
辞めちゃうの・・?


そんな疑問が頭に浮かび、
考えるとすごくこわかった。


「ずっと・・。」


思わず私はそう口にした。


「え!ずっとって!
やめてよ!
体力も気力もそんな持たないよ(笑)」


優雅君は笑っていたけれど、
私は真剣・・。


「まだ・・
会えなくなっちゃうの・・
無理。」


ぽつりとつぶやいた。


嫌だ。


まだ会いたい…


辞めたらもう…。


「ばかー!(笑)
まだまだ辞めないよ!
いつかは辞めるってこと!」


「ほんとうに…?」


「今辞めたら俺生活できない!(笑)」


「…うん。
よかった…」


ぽんぽんと私の頭を叩きながら
言う優雅君の言葉を信じた。


この気持ちなんなのかな……


感じたことのない気持ちだった。


片想いとも違う初めての感覚。


そのまま私たちは
同じベッドで眠った。


もちろん寝ただけで何も無いけど
優雅君の隣は心地が良すぎた。




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