ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

56章:祖母と大伯母 (1/2)

56章:祖母と大伯母

祖母が肺炎で危篤だから早く来て!

冬の寒い日、そんな連絡が入りました。

私達は急いで仕度し、真夜中の高速を跳ばして、祖母の入院している病院に行きました。

祖母は、酸素マスクをされ、色々な機械に繋がれて、とても弱々しく見えました。

その夜は何とか峠を越え、一時はかなりの回復を見せたのですが、容態が急変し、

半月後、祖母は還らぬ人となりました。

いつも優しかった、
いつも見方でいてくれた祖母は、とても冷たく、小さな、物言わぬ「物体」になってしまったのです。

お通夜の日、父の従姉妹も駆け付けてくれました。

「キウイちゃん、お婆ちゃん残念だったね…」

父の従姉妹は私にも声をかけてくれます。

私「○○さん…来てくれてありがとう。
伯母さんが大変な時にすみません。」

父の従姉妹の母親も数年前から闘病しており、この時かなり衰弱していました。

祖母と父の従姉妹の母親は姉妹で、祖母は父の従姉妹の母親の姉になります。

私達にすれば大伯母ですが、伯母さんと呼んでました。

「当たり前だよ。
伯母ちゃんには、良くして貰ったもん。」

父の従姉妹は祖母を伯母ちゃんと呼んでました。

私「ところで、伯母さんの具合、どうですか?」

私が大伯母の具合を聞くと

「うん…余り良くないんだ」

と、近状を話してくれました。

最近、寝てばかりいる。

余り食べれなくて、時には点滴で栄養を補っている。

たまに意識が朦朧として、何処にいるのかも理解してない。

少しずつ衰弱して死を待つ状態である…と。
97 /124

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.