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50章:母の話…その11
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50章:母の話…その11
母の妹の話です。
母の末の妹は、未熟児で生まれ、医者に育たないと言われたのを祖母が大切に育て、中学生まで成長しました。
年の離れた妹を、母達は大変可愛がっていた様です。
運動会の練習中、激しい運動が出来なかった妹は、いつもの様に見学していると先生が
先「おまえはいつも見学だ。
一度くらい死ぬまで走ってみろ!」
そう言ったのです。
妹だって、本当は皆と一緒に運動会に参加したいのに、先生が怠慢だと決めつけたのです。
負けず嫌いだった妹は運動会当日、フラフラになりながらも走りました。
ですが、やっぱり倒れて入院してしまいます。
先生はクラスメイトを連れてお見舞いにやって来ます。
そこで妹は先生に
妹「先生…私、死ぬまで走りました。」
と、息も絶え絶えに伝えました。
先生はショックでその場に倒れ込んでしまったそうです。
妹は苦しみながら、
妹「死にたくない。
死にたくないよ。
お母さん。」
と、泣いたそうです。
意識が朦朧とするらしく、
妹「トマト…トマトが無くなる。」
と、うわ言を繰り返したりしていました。
その日、病院が割れる様な大きな音が病院中に響きます。
パキーン!!パキーン!!
母が言うには、
母「魂が抜ける音なんだろうね?
父さん(祖父)の時にも鳴ったって母さん(祖母)言ってたから」
らしいです。
妹は苦しみながら息を引き取ったそうです。
その後、先生は土下座して詫び、月命日ごとにお線香を上げに来てましたが、他校に転任していったそうです。
あのパキーンと言う音は、誰もが聞こえる音じゃ無いそうです。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ
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