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49章:ロースと母の実家 (1/2)

49章:ロースと母の実家

秋、キノコでしょ!

と、私達家族とロースは、母の実家に泊まりでキノコ採りに出かけました。

高速を飛ばして2時間。

先に出て来た私達と、後から来たイチゴとロース。

キノコポイントで待ち合わせして大量のキノコをゲットしてご機嫌で母の実家に帰りました。

車好きなロースが

ロ「洗車してくる」

と、1人で出かけたのです。

私「はーい。場所わかる?
気を付けてね」

どうせ明日も山に行くし、高速も乗るから家に帰ってからでもいいのに。

と、思いながら見送りました。

1時間以上経った頃でしょうか?

私は自分の車のゴミを掃除して外にいました。

そこにロースの車が、凄い勢いで帰って来ました。

ロースの車に引き殺されるかと思う程の勢いです。

ロースは凄い形相で車を降り、そのまま私に気付かずに家の中に入っていきます。

何か様子が変だ。

私もロースの後を追いました。

家に入ると、ロースは家族と、母の兄嫁に何やらまくし立ています。

私「ロース。何があった?
私、引き殺されるかと思ったよ!
落ち着きな。」

ロ「あ!姉ちゃん。
ごめんね。
俺もビビってさ」

ロースは洗車した後、母の実家の近くの橋の上で、赤いワンピースを来た小学生くらいの女の子に声をかけたそうです。

ロ「どこに行くの?
俺、この先の○○さんの家まで帰るんだけど、乗せてってあげようか?」

その子は母の実家の一軒手前の家まで帰る所だと言うので、ロースは快く車に乗せて送りました。

その子の家に着き、玄関先まで送ると、家の中からブラウスとスカートを身に付けたお婆さんが出てきました。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

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