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48章:ロースの実家 (1/1)

48章:ロースの実家

イチゴがロースの家に泊まりに行った時の話です。

ロースは家族と団地に住んでいます。

その団地は、地元で幽霊団地として有名な団地です。

イチゴが行くと必ずロースの家の仏壇の蝋燭の溶けたロウが狐や鼠とかの、動物の形になってたそうです。

私「ゲッ!それって動物霊じゃない?
動物霊ってヤバいんだよ!」

その日、夜中に外の団地脇の道路から学生達の笑い声がしました。

こんな夜中に…ガキは早く家に帰れよな。

イチゴはそう考えながら布団を被って寝ようとしましたが、学生達は楽しそうに話ながら笑い続けます。

いい加減にしろ!

そう怒鳴ってやろうと、窓の外に顔を出しました。

が、窓の外はシーンと静まり返り、誰一人いません。

あれ?

ロースが起ました。

ロ「イチゴ、なしたのよ?」

イ「外から話し声と笑い声がして、うるさくて…」

ロ「誰もいないべ?」

聞くと、それはいつもの事で、ここはそう言った場所だから…と、言ってロースはまた寝てしまいました。

朝、イチゴがその道路を通ると、道路脇に1台の車が止まってました。

その車は、錆びだらけでバンパーが潰れた事故車でした。

後日、イチゴはこの車の運転席に人が乗っているのを、目撃してます。

集まる所には本当に集まるんですよね。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

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