ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

46章:ロース (1/1)

46章:ロース

ロースはイチゴの元彼です。

(今更で、お気付きの方もいらっしゃるでしょうか、主要人物の名前は全て仮名です)

このロースが中々面白い人物で、色々とやらかしてくれます。


イチゴとロースが付き合い始めた頃です。

アウトドア好きのロースは夜中に釣りに行こうと、イチゴと海に出かけました。

その日は殆ど釣れなくて、二人はガッカリして帰る事にします。

帰り道、トイレに行きたくなった二人は、早朝でお店が何処も開いてなかった為、海沿いにあるパーキングエリアのトイレに寄る事にしました。

イチゴがトイレの個室に入っていると、声が聞こえてきます。

何を言っているか、良く聞き取れないのですが、数人で何かを話している様でした。

イチゴがトイレに入った時には、誰も居なかったので

ああ、誰か来たんだな。

くらいにしか思わなかったそうです。

個室から出ると…

誰もいません。

他の個室も戸が開いていて、人の気配すらもありませんでした。

イ「ロース。ロース聞こえる?」

恐くなったイチゴは、男子トイレに声を掛けましたが、返事がありません。

あわてて、手を洗いトイレの外に飛び出しました。

ロースはトイレから離れた所に顔色を変えて立っていました。

イチゴは彼に駆け寄ります。

イ「ロース。今、トイレで…」

ロースがイチゴの言葉を遮って言いました。

ロ「知ってるよ。
数人の話し声が聞こえたろ。」

ロースはその声を自分も聞いていて、すぐにこの世の者の声でないとわかり、恐くてトイレから逃げた、と言うのです。

イ「ひでーヤツ!
彼女の私を置いて逃げたの!」

イチゴは怒ったらしいです。(当たり前ですよね。笑)

後で調べると、昔、そのトイレの近くで観光バスが事故に会い、沢山の人が亡くなっていたそうです。
82 /124

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.