夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
35章:祖母のなぐさめ
(1/1)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
35章:祖母のなぐさめ
父方の祖母は、祖父が亡くなってからも1人で暮らしていました。
祖母は昔、幼い娘をなくしています。
まだ赤ちゃんだったと聞いています。
祖母は、余りに幼い娘を手放せず、いつまでも遺骨を手元に置き、寂しくなったら割り箸などで、つついていました。
その為、成仏できなかったのでしょう。
たまに亡くなった曾祖母が、泣く赤ん坊を連れて来て
「泣き止まねんだ。オメー、乳さやれ。」
そう言って祖母の胸に赤ん坊を抱かせたそうです。
祖母が泣き止まない娘に乳を含ませると、すでに出ないはずの乳に嬉しそうに吸いつき、心ゆくまで飲んだ後、赤ん坊は泣き止んでスーッと消えて行くそうです。
私は、祖母にその遺骨を見せてもらいました。
仏壇の下の引き出しに、大事そうに白い布で包まれた骨壺は、とても小さく、少し黄ばんでおり、その古さを物語ってました。
叔父が墓を買った時に
「じいさんに任せよう。」
と、父達兄弟が祖母を説得し、墓に納骨してからは来なくなったそうで、私達は今でもお墓に行く時は、乳児用のお菓子や飲み物を持って行く事にしています。
<前へ
65 /124
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
無意味な力 ©著者:杜若 キウイ
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.