ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

33章:狐 (1/2)

33章:狐

母の話でも書きましたが、狐って本当に人を化かします。

読者様も経験のある方、いらっしゃるのでわ?


イチゴの男友達、10人くらいが遊びに来た時です。

胆試しに行こう。

と、なりまして…前に、火の玉が視えた墓地に行きました。

そこの墓地は、公園の中にあり、同じ敷地には神社もあります。

胆試しには最高の条件です。

夜遅くに、公園内をうろつき墓地の前まで来ましたが、余りの不気味さに墓地までは入りませんでした。

ならば、神社の方に行こうと、歩いてる内に先頭と真ん中と後方に人数が自然とバラけました。

私は真ん中のグループにいました。

気がつくと、後方のグループにいた子が山の方に向かって前を走っています。

私「あっち山だよね?あいつ、どこ行くの?ヤバくない?」

一緒にいた子達も

「アイツ、頭弱いから。ヤバいよ!」

と言って、その子を追いかけました。

「おーい。○○っ!そっちじゃねーぞ!」

「○○っ!戻れーっ!」

みんなで叫びながら追いかけましたが、その子は気が付かず、どんどん走って行きます。

あれ、何かおかしい?

前を歩いてるグループも私達に気付き、先を走ってその子を追いかけてるのに、誰1人追い付かない。

その子は、少し頭が弱くて足の遅い子なのに…。

私「みんなーっ!ストップ!」

私の声に先頭と私がいたグループの子達が私の下に集まります。

「姉ちゃん、どうした?あいつヤバイよ?早く停めなきゃ。」

私「あれ、○○じゃ無いんじゃない?おかしくない?アイツ、そんなに足速い?」

「そう言えば…変だよな?」

「アイツ、トロいよな?」

集まった皆で話てると、後ろのグループが追い付いてきました。

イ「姉ちゃんどうしたの?なんで○○の名前叫んで走るの?」

と、後ろのグループにいたイチゴが息を切らして聞きます。

「だってイチゴちゃん、○○が山の方に走ってくから…」

誰かが答えました。

イ「何、言ってんの?○○なら、私達とずっと一緒にいたよ。」

と、イチゴは振り返りました。

○○は…そこにいました。

ビックリして○○が走って行った方を見ると…

真っ暗で何も見えません。
60 /124

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

無意味な力 ©著者:杜若 キウイ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.