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27章:母の話…その5
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27章:母の話…その5
母の若い頃の話です。
母の実家の側に住んでたお婆さんは、いつも立派な和服を着込み、化粧も髪型もビシッとしていました。
そのお婆さんの家には、出戻りの娘と、娘が連れて来た孫がいます。
賢い孫は、お婆さんになつき、勉強も頑張ってお婆さんに気に入られましたが、娘は嫌われ、使用人の様な扱いを受けていました。
お婆さんの家は村の中でも裕福な方で、お金には困っていなかったのですが、娘にはかなり辛く当たったようです。
着古した服を着て、美容室にすら行かせてもらえなかった娘と、いつも小綺麗にしていたお婆さん…余りの違いに、村の人達は鬼の様な婆さんだと噂したそうです。
娘は、そんな母親の酷い仕打ちに耐え兼ねて2階のベランダから首を釣り自殺してしまいます。
悲惨な事に、首を釣った娘を発見したのは…学校から帰ってきた、孫でした。
お婆さんは娘の葬式でも、涙ひとつ見せなかったそうです。
しかし、村人を驚かせたのは、そんなお婆さんではなく、同じく涙ひとつ流さない、幼い孫だったと言います。
墓地の前で野焼きが始まりました。
母が実家の台所から見ていると、野焼きの上空に火の玉が…。
火の玉はフワーッとお婆さんの家まで飛んで行き、家の上を何度か回ってから、野焼きの方に戻り、また家まで飛び…と、何回も繰り返したそうです。
母「子供が心配だったんだろうね?」
母はそう言ってました。
その後、お婆さんと孫は
「孫をいい学校に入れてやりたい」
と、言って引っ越して行ったそうです。
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無意味な力 ©著者:杜若 キウイ
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